あんじゅホームで住宅コンシェルジュをしている田上(タノウエ)です。
	本日は、『リサイクル』についてお話しさせていただきます。
2035年までに国内で販売される自動車を全て「電動車」にするという政府の方針を受けて、海外の自動車メーカーが「EV車」で攻勢を強めています。
	ところで、「電動車」と「EV車(電動自動車)」は、同じでしょうか?
	実は、少し違います。
	「電動車」は、電気を動力に使うクルマです。そこに含まれるのが、HV車(ハイブリッドカー)やEV車(電気自動車)などです。
	「EV車(電気自動車)」は動力の100%を電気で賄うクルマですが、「電動車」は電気をクルマの動力の全てまたは一部として利用するクルマです。
	その中、海外の自動車メーカーが「EV車」で攻勢を強める背景には、日本の海外メーカーのシェア率にあります。
	日本における海外メーカーのシェアは1割程度なので、海外メーカーはEV車を前面に押し出してシェアの拡大を計っているそうです。
◆ EV車の問題
	しかし、EV車には「二酸化炭素の排出量」に対する問題点があります。
	EV車は、走行時に二酸化炭素を排出しないエコ車として謳われていますが、実はEV車の核とも言える「リチウムイオン電池」は生産工程で大量の二酸化炭素が排出されます。
	その量は、生産工程においてEV車1台を作るのにガソリン車の2倍の二酸化炭素を排出します。
	この事実は世界中で話題になっています。
	特にSDGsが世界中で叫ばれている中、日本のみならず特に神経を尖らせている海外メーカーには頭の痛い問題だと思います。
	そこで、世界のメーカーが力を入れ始めているのが『電池のリサイクル』です。
	
(外務省公式サイトより引用)
◆ 日本の国産メーカーの秘策とは?
	この海外メーカーの動きに迎え撃つべく、国産メーカーが『電池のリサイクル』にいち早く取り組みました。
	これに先陣をきったのは、日産です。
	10年以上前から世界でいち早く量産型EV車である「リーフ」を販売してきた日産は、販売から一定期間経過した「リ―フ」から電池を回収していました。
	電池をリサイクルすることで、新しい電池を作らずに済むため、CO2の削減に繋がるからです。
◆ リーフから回収した「リチウムイオン電池」は、何に使われるのか?
	状態の良いリチウムイオン電池は、リーフの交換用電池として再利用します。
	さらに、やや劣化したリチウムイオン電池も、JRが踏切保安装置電源用バッテリーとして再利用します。
	踏切の制御を行う保安装置は、一時的な停電時に動作を継続できるよう、全ての踏切にバッテリーを設置しています。
	従来バッテリーには鉛の蓄電池を使用しており、短期間で交換が必要であることが課題でしたが、リーフのリチウムイオン電池を再利用する事で約10年も使用可能となりました。
	これにより、電池交換の作業頻度を減らすことができ、さらに遠隔でメンテナンスも出来るので点検に掛かる作業コストを4割程も削減できました。
	
(日産公式サイトより引用)
	これから世界の企業と戦う為には、リユース事業が重要なカギとなる事でしょう!!
	このように使い終わった後の価値を高める事で、世界との競争に打ち勝つのだと思います。
	がんばれニッポン!
	現在私たちが建築している「SE構法」もリサイクル可能なので、ご興味のある方は是非ともお問い合わせ下さい。
	皆さまからのお問い合わせを、ドンドンお待ち申し上げております。
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