あんじゅホームスタッフブログ

はじめて知った!「ウィンドキャッチ」ってすごい!

こんにちは!あんじゅホームの長谷です。
今回は、「ウィンドキャッチ」という考え方をご紹介します。

ウィンドキャッチってなに?

ウィンドキャッチとは、風を上手にお家の中に取り込む工夫のことです。
建物のかたちや、窓の配置・種類を考えることで、自然の風を室内に通しやすくし、夏でも涼しく快適に過ごせる住まいをつくることができます。
「風って、ただ窓を開ければ入ってくるもの」
と思っていましたが、実はそう簡単ではないんです!

窓の種類や配置がポイント!

たとえば、風が窓の前を横切るように吹いている場合、よく見かける「引き違い窓」(横にスライドするタイプ)だと、風をうまく室内に取り込むことができません。
せっかくの風が、窓の前をスーッと通り過ぎてしまいます。

そこで活躍するのが、「たてすべりだし窓」!

引用元:SUUMO

たてすべりだし窓は縦方向を回転軸に、室外側へすべり出しながら開く窓を指します。
外側に向かって開く角度を調整できるため、通り過ぎる風をすくい上げるようにキャッチして室内に取り込んでくれるんです。
こうした風の取り込み方を「ウィンドキャッチ」と呼びます。

窓のつけ方でもっと効率的に!

さらに驚いたのが、窓の位置や開き方の組み合わせでも換気の効率が大きく変わるということ!
たとえば、壁の左右に2つの縦すべり窓を設けて、内側を吊元(開く軸)にすることで、風の入口と出口ができ、よりスムーズに空気が流れるようになります。
これは見た目にもすっきりしていて、機能的にもとても優れた設計だなと感じました。
▸ウィンドキャッチシュミレーションのわかりやすい動画はこちらから!

↓たてすべり窓が左右に設置されている窓

実際に見て感動!

実際にYKKさんのショールームに行った際に、ウィンドキャッチのシミュレーション実験を拝見させていただいたのですが、引き違い窓とたてすべり窓での換気のスピードが段違いで、本当に驚きました!
同じ場所にある窓でも、種類や開き方でこれほどまでに風の通り方が変わるのかと、目で見て、体感して実感することができました。

ウィンドキャッチの魅力

  • 自然の風を取り入れることで、省エネ&快適
  • 空気が循環するので、湿気やニオイの対策にも
  • 窓の種類や配置によって、風をコントロールできる

これから家づくりを考える方には、ぜひ「風の通り道」や「窓の種類・配置」にも注目していただきたいです。
ウィンドウキャッチのシミュレーション実験を実際に体験したい方や、自然のチカラを利用した「パッシブデザイン」という手法が気になる方は、ぜひあんじゅホームにお問い合わせください。