あんじゅホームスタッフブログ

GX志向型住宅とLED照明のお話

こんにちは!あんじゅホームの長谷です。
今日は「GX志向型住宅」で必要になるLED照明と断熱性能について、わかりやすくお話します。

GX志向型住宅では「LED照明+高断熱」が必須

GX志向型住宅(脱炭素社会を見据えた次世代型の住宅)では、

  • LED照明の採用
  • 断熱性能(等級6以上)の確保

が基本条件になっています。
つまり「省エネで明るい家」と「夏も冬も快適な断熱性能」をセットで考えなければならない、ということですね。

ダウンライトの「熱こもり問題」

最近のお家で人気なのが、天井にスッキリ収まるダウンライト。
ただし断熱材で天井をしっかり覆うと、照明まわりに熱がこもってしまう問題があります。

現状の「SB型ダウンライト」は、寒冷地(断熱等級4まで)の仕様には対応済み。
ところが、さらに上の断熱等級6以上では、まだ明確な基準が決まっていないんです。

そのため、場合によっては「ダウンライト以外の照明方式」も検討したほうが安心です。

LED一体型の落とし穴

もうひとつ大事なのが、交換やメンテナンスのこと。
最近のLEDダウンライトは「一体型」が多いですが、これは電球だけ交換できないタイプ。
LEDの寿命が来たら、照明ごと交換が必要になり、そのたびに専門業者を呼ばないといけません。
長い目で見ると、維持管理の手間やコストが気になりますよね。

これからのおすすめ

将来を考えると、

  • 住まい手自身で電球交換できるタイプのダウンライト

を選ぶのが安心です。

ただし、電球交換ができるタイプのダウンライトは、割高になることが多いです。
そのため、吹き抜けの上や勾配天井などの、脚立で届かないような天井の高い場所は、結局ご自身での取り換えが難しくなりますので、コスト面もふまえてご検討されることをおすすめします。

「省エネ・高断熱・長寿命の家」にするには、デザインや性能だけでなく、暮らしやすさ・メンテナンスのしやすさも大切なポイントになります。

まとめ

GX志向型住宅では、LED照明と断熱性能が必須。
でも、

  • 断熱等級が高い家では照明の熱こもりに注意
  • 一体型LEDは交換やメンテナンスの負担が大きい

という落とし穴もあります。
これから家づくりをされる方は、「住んでからの快適さ」や「管理のしやすさ」までしっかり考えて、照明選びをしてみてくださいね。

もし「うちの場合はどんな照明が合うの?」と気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください!