長周期地震動ってどんな地震?
こんにちは、あんじゅホームの長谷です!
今日は、お客様との打ち合わせでもよく話題になる「長周期地震動」と、私たちが家づくりで大切にしている「耐震性」について、わかりやすくお伝えしたいと思います。
長周期地震動って、何?
地震の揺れ方には大きく分けて、
- 「短い周期」 → 細かく、ガタガタと短い揺れ
- 「長い周期」 → ゆっくり、でも大きく揺れる揺れ
の2タイプがあります。
「長周期地震動」は後者で
ゆっくり、でも大きく、長く続く揺れ
のことです。
たとえるなら、ブランコをゆっくり、でも大きく、長く揺らされるようなイメージです。
短く急な揺れじゃなく、じわじわと、どんどん揺れが伝わるイメージです。
特に 背の高い建物(高層ビルや高層マンション) は、この「ゆっくり大きく揺れる波」に反応しやすく、揺れが大きく、長く続くことがあるため注意が必要です。
じゃあ一戸建てには関係ないの?
完全に「無関係!」と言い切れません。
ただし、高層ビルほど深刻ではなく、一戸建てが影響を受けるのは、
- 大地震で長時間揺れ続けたとき
- 軟弱地盤で揺れが増幅する地域
こういった条件が重なった場合です。
だからこそ“家そのものの強さ”と“地盤の強さ”をセットで考えるのがとても大事です。
最近の地震で「やっぱり無視できない」現実
2025年11月25日、 気象庁 は、 熊本県阿蘇地方 の地震で「長周期地震動 階級1」を観測したと発表しました。
このように、最近の地震でも「ゆっくり大きく揺れる揺れ」が観測されており、決して“昔だけの話”ではありません。
だからこそ、家づくりを考える私たちにとって「ただの耐震」や「昔ながらの基準」では不十分、という意識がますます重要なんです。
あんじゅホームの耐震性
揺れのタイプが多様になっている今、私たちが大切にしている考え方は次の3つ。
「しっかり安全」を目指す耐震等級3
耐震等級1は“最低限の基準”にすぎず、今の地震に対して十分とは言えません。
だからあんじゅホームは、消防署や警察署と同等の強さとされる耐震等級3を基本としています。
“揺れを吸収する”構造 — 制震ダンパーなど
家は“固ければ最強”というわけではなく、揺れを上手に逃がす仕組みがとても大事です。
地盤調査と必要なら地盤改良
地盤調査 → 必要に応じて地盤改良 → 設計
この順番を徹底することで、 長周期振動の影響も受けにくい“ブレない足元”をつくります。
まとめ
長周期振動は「専門家向けの難しい言葉」に聞こえますが、本質はすごくシンプルで、
“大きくゆっくり揺れる地震にも備えようね”
という話です。
耐震性について気になることがあれば、いつでもご相談ください!