あんじゅホームスタッフブログ

【リノベモデル7】 屋根架け替え工事

菅原 悌

いつもブログをお読みいただき有難うございます。
あんじゅホームの菅原です。
神戸市北区京地の中古住宅がリノベーション工事で生まれ変わります。

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いよいよ本格的に工事が始まりました。
まずは屋根の架け替えと同時進行で耐震補強を行います。
間取りを大きく変えたので、不要な柱を撤去し、梁を掛け替え、そして屋根の形を変えます。
骨組みの状態で大工さんと入念に打合せしたので、スムーズに作業が進むかと思いきや・・・

1つの梁の架け替えにとても手間が掛かります。
既存の柱や梁の間に新しい梁を架け替えるのですが、ミリ単位での調整が必要です。
柱と梁、または、梁と梁を直行方向に接合させるときにつなぎ部分を「仕口」と呼びます。
木造の仕口は一般的に下記の形状になります。

 

既存の梁の仕口は「あり掛け」になっているのですが、架け替える梁は既存の梁よりも大きいため仕口を作り直す必要があります。
新設する梁の大きさに合わせて現場で加工していきます。
新築工事の場合はプレカットといい、工場で仕口部分を作ってきますので誤差なくぴったりとはまりますが、現場で加工する仕口は微調整を繰り返します。

大工さんが3人がかりで梁を抱えます。
梁を指定の位置に取り付けますが、数ミリ誤差が生じると再び降ろして、仕口を削りまた抱きかかえて取り付けて・・・
1カ所の梁を取り付けるのにも一苦労です。

 

雨養生のためブルーシートで覆っているので少し分かりにくい写真ですが・・・
これがあと数カ所あるので、屋根の下地にたどり着くまで2週間は掛かるとのこと。
毎日少しずつ進んでいきます